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上下ともに水平埋伏した親知らずの抜歯 ― 安全性を最優先に考えた外科処置
2026年1月21日
こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

本日は、上下ともに埋伏している親知らずの抜歯を行いました。
今回の患者様は、前回右側の上下の親知らずを抜歯し、今回は左側の上下の親知らずの抜歯となります。
上下ともに水平埋伏という、外科的な侵襲度が比較的高いケースでした。
上下埋伏の親知らずとは?
親知らずの埋伏状態にはいくつかのパターンがありますが、
その中でも上下ともに水平埋伏しているケースは、
* 抜歯時の視認性が悪い
* 周囲組織への侵襲が大きくなりやすい
* 解剖学的リスクを伴う
といった特徴があります。
特に、上顎の水平埋伏では注意すべきポイントが明確に存在します。
上顎水平埋伏で最も警戒すべき「上顎洞穿孔」
上顎の親知らずは、上顎洞(副鼻腔)と非常に近接していることが多く、
抜歯操作によって上顎洞への穿孔を引き起こすリスクがあります。
このリスクは、
* 盲目的な操作
* 歯の位置を正確に把握しないままの抜歯
* 無理な牽引
によって大きく高まります。
そのため当院では、
「見えないまま抜く」ことは絶対に行いません。
盲目的な操作を避け、切開して「確認」する
今回のケースでも、
* 十分な切開を行い
* 歯牙の位置・方向を明確に把握した上で
* 骨の状態を確認しながら
慎重に抜歯を進めました。
確かに、
切開を多めに取ることで侵襲性はわずかに増す可能性があります。
しかしその一方で、
* 安全性は飛躍的に高まり
* 無理な力が不要となり
* 結果的に処置時間も短縮できる
という大きなメリットがあります。
外科処置で最も大切なのは「スピード」ではなく「安全性」
外科処置には、必ず一定のリスクが伴います。
だからこそ重要なのは、
競うように早く行うことではなく、
確実に、安全に行うこと
です。
早さを優先するあまり、
* 視野が不十分
* 操作が雑になる
* 合併症のリスクが高まる
といったことがあっては、本末転倒です。
当院では、
安全性を最優先とした手技選択を常に行っています。
難しい親知らずほど、慎重な判断と確実な処置を
「親知らずの抜歯」と一言で言っても、
その難易度やリスクは症例によって大きく異なります。
特に、
* 上下ともに埋伏している
* 水平埋伏である
* 上顎洞や神経に近接している
といったケースでは、
経験・判断力・外科的知識が結果を大きく左右します。
親知らずの抜歯で不安がある方へ
「他院で難しいと言われた」
「リスクが高いと言われて不安」
「きちんと説明を受けた上で治療を受けたい」
そのような方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
オヤアゴクリニックでは、
安全性を最優先に、確実で丁寧な外科処置を行っています。
無理に急がず、
しかし確実に前へ進む医療を。
本日も、慎重かつ確実に治療を行いました。
オヤアゴ院長ブログ
→https://ameblo.jp/kojima-dental
ご相談・ご予約は公式HPからどうぞ
親知らず・顎関節症クリニック銀座 公式サイト
→https://ginza-oralsurgery.com/
無料LINE相談も実施中(予約対応もできます)
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
〔院長略歴〕
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会 
