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親知らずを抜いたあと
「手前の歯がしみる」「噛むと痛い」…これって大丈夫?

2025年12月17日

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

親知らずの抜歯後、
* 冷たい水がしみる
* 噛むと違和感や痛みがある
といった**“手前の歯(第二大臼歯)の症状”**を訴えられる方が時々いらっしゃいます。
「虫歯ですか?」
「抜歯の失敗でしょうか?」
と不安になるお気持ちもよく分かりますが、多くの場合、虫歯ではありません。

なぜ、手前の歯がしみるのか?
親知らずが生えている状態では、
手前の第二大臼歯は親知らずに押されるような形で並んでいます。
親知らずを抜歯すると、その結果として
* 第二大臼歯の遠心側(後ろ側)の歯根面が露出
* 本来は歯槽骨や歯肉に覆われていた部分が、一時的に外に出る
この状態になることで、
知覚過敏様の症状(冷水痛)が出やすくなります。
✔ 虫歯はない
✔ 歯が割れているわけでもない
✔ 一時的な刺激過敏
というケースがほとんどです。

「噛むと痛い」理由について
もう一つ多いのが、咬合痛(噛んだ時の痛み)です。
これは、骨の支え方の変化が関係しています。
親知らずがあった時
→ 第二大臼歯は遠心側からも骨で支えられていた
抜歯後
→ 一時的に
歯槽骨が「3壁性」で支えられる状態になります
(=後ろ側の骨がまだ回復途中)
このため、
* 噛んだ時に歯がわずかに動く
* 違和感や痛みとして感じる
といった症状が出やすくなります。

治療は必要?
結論から言うと、
多くの場合、積極的な治療は必要ありません。
* 時間とともに遠心側に歯槽骨が形成される
* 歯肉も安定してくる
* 知覚過敏や咬合痛は自然に軽減・消失していく
という治癒過程の一部であることがほとんどです。
必要に応じて
* 知覚過敏抑制剤の使用
* 咬合の微調整
を行うことはありますが、
「削る」「神経を取る」といった治療が必要になるケースは稀です。

最後に
親知らずの抜歯後に起こる
手前の歯のしみ・痛みは、
✔ 抜歯がうまくいっていない
✔ 虫歯が急にできた
というサインではなく、
体が回復に向かっている途中の反応であることが多いです。
ただし、
* 痛みが強くなる
* 数週間以上続く
* 腫れや強い違和感を伴う
場合は、遠慮なくご相談ください。



オヤアゴ院長ブログ
https://ameblo.jp/kojima-dental
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会