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矯正中のアンギュレーション改善のための親知らず抜歯

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

― 銀座しらゆり歯科さまよりご紹介 ―
本日は、矯正治療中のアンギュレーション(歯軸改善)を妨げていた右下の埋伏親知らずの抜歯を行いました。
いつも大切な患者さまをご紹介いただき、心より感謝申し上げます。

■ アンギュレーションとは?
「アンギュレーション」とは、矯正治療において歯軸(歯の傾き)を整えるための調整のこと。
歯を正しい方向へ動かすためには、後方のスペースが必要になりますが、埋伏した親知らずが“ストッパー”のように動きを妨げることがあります。
今回の患者さまも、
* 約1年前に矯正治療をスタート
* ほぼ理想的な位置まで改善
* あと一歩のところで親知らずが壁になっていると判明
という背景があり、抜歯のご希望で来院されました。

■ 右下の埋伏親知らずを抜歯
処置前はとても緊張されていましたが、丁寧に説明を行い、同意の上で抜歯を開始。
CTで確認すると、親知らずの一部が骨と癒着している状態。
長期間骨内に埋まっていた親知らずは、炎症がなくても骨とくっつくように“癒着”を起こすことがあります。

● 癒着した親知らずの特徴
* 動かない
* 分割しても割れにくい
* 周囲の骨を慎重に取り除く必要がある
* 抜歯難易度が最も高いタイプの一つ
今回も侵襲性はやや高い処置となりましたが、
ルーペで視野を確保し、周囲組織を傷つけないようミリ単位で慎重に操作し、無事に抜歯完了しました。
術後の経過も安定しており、ひとまず安心できる状態です。

■ 親知らずが矯正治療に影響する理由
* 歯の動きを後方から止めてしまう
* 歯列全体のアンギュレーション改善ができない
* 奥歯の咬合に影響する
* 将来的に炎症や疼痛のリスクが上がる
矯正の仕上げ段階で「動きが悪い」と感じるとき、埋伏親知らずが原因であるケースは少なくありません。

■ まとめ
今回は、矯正治療の仕上げを妨げていた埋伏親知らずの抜歯を行いました。
癒着がある難易度の高いケースでしたが、的確な診断と精密な処置で安全に完了しました。
親知らずが矯正治療にどのように影響するのか、また抜歯の難易度についても参考になれば幸いです。



オヤアゴ院長ブログ
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会