親知らずを抜いた後に飛行機は乗れる?〜実際のご相談から〜

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある【親知らず・顎関節症クリニック銀座】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
・親知らずの抜歯
・顎関節症の治療
・アスリートのための歯科治療
1. 実際にあったご相談
先日、ある患者さんからこんなご相談をいただきました。
「来週、海外出張があるのですが、その前に親知らずを抜いた方がいいと歯科医師に言われました。抜歯してすぐ飛行機に乗っても大丈夫でしょうか?」
親知らずの抜歯は、急を要する場合と、予定に合わせて調整できる場合があります。
ただ「飛行機に乗る予定があるかどうか」は、意外と見落とされがちな大切なポイントです。
2. 飛行機と抜歯後の身体への影響
飛行機の機内は、地上よりも気圧が低い環境です。おおよそ標高2000〜2500メートルに相当するため、体にかかる負担も変わります。
親知らずを抜歯した直後の状態では、まだ傷口が完全にふさがっていません。
そのため、以下のようなトラブルが起きやすくなります。
・腫れや痛みが強く出やすい(血餅が不安定で刺激を受けやすい)
・出血が再開するリスク
・特に上顎の親知らずでは、副鼻腔と関わるトラブルのリスク
「いつもより腫れが強い」「飛行中にズキズキして不安になった」などの声も、実際によく聞かれます。
3. どのくらい間隔を空ければ安心?
もちろん個人差はありますが、一般的な目安としては以下の通りです。
・下顎の親知らず抜歯の場合 → 抜歯後5〜7日以降であれば比較的安心
・上顎の親知らず抜歯(副鼻腔に近い場合) → 1〜2週間は避けるのが望ましい
特に外科的処置が大きい「埋伏智歯の抜歯」の場合は、腫れや痛みのピークが強いため、スケジュールには余裕を持つことが大切です。
4. やむを得ず早めに飛行機に乗る場合
「どうしても出張や旅行の日程が動かせない」というケースもあるでしょう。
その場合は、以下の点を意識してください。
・担当医に必ずスケジュールを伝えて相談する
・鎮痛薬や抗菌薬をしっかり処方してもらう
・機内では十分な水分をとり、安静を心がける
・可能であれば、抜歯日を前倒しして余裕を持たせる
無理をして抜歯と搭乗を同じ週に詰め込むより、計画的にスケジュールを調整した方が、トラブルも少なく安心です。
5. まとめ(患者さん向け)
・抜歯直後の飛行機は、腫れ・痛み・出血リスクが高まる
・下顎は5〜7日、上顎は1〜2週間を目安に搭乗が望ましい
・スケジュールに余裕がないときは、必ず歯科医師に相談を
・無理な予定を組まず、安心して旅行や出張を楽しめるようにしましょう
「親知らずを抜いた後、飛行機は大丈夫かな?」と不安に思う方は、ぜひ当院へご相談ください。
【医療者向け補足】
・航空機の与圧は約0.8気圧(高度2000〜2500m相当)。副鼻腔の換気不全や血餅脱落に影響。
・上顎智歯抜歯後は上顎洞穿孔や上顎洞炎のリスクがあり、術後早期搭乗は避けるべき。
・下顎智歯抜歯では血餅安定・感染予防のため、最低でも5〜7日のインターバルが推奨。
・特に埋伏智歯で骨削除を伴う場合は腫脹・疼痛の増悪リスクが高いため、術前カウンセリングで必ず航空予定を確認することが望ましい。
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監修歯科医師
医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
- 〔院長略歴〕
- 鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
- 〔所属学会・所属団体〕
- 歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会

