スプリントは寝る時だけ?実は日中も大切な理由
こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
・ 親知らずの抜歯
・顎関節症の治療
・アスリートのための歯科治療
「マウスピース(スプリント)は寝る時だけ使うものですか?」
顎関節症の患者さんからよくいただく質問です。
確かにスプリントは、寝ている間の食いしばりや歯ぎしりから歯や顎関節を守る目的で使用することが多くあります。
しかし、当院では症状によっては日中の使用もおすすめすることがあります。
その理由は、「下顎安静位(かがくあんせいい)」を身体に覚えてもらうためです。

下顎安静位とは?
下顎安静位とは、何もしていない時に顎が最もリラックスしている位置のことです。
この時は上下の歯は接触しておらず、通常2〜3mmほど隙間があります。
実は健康な人でも、食事や会話以外では上下の歯が触れている時間は1日20分程度といわれています。
つまり、本来は歯と歯は離れている時間の方が圧倒的に長いのです。
TCH(歯列接触癖)をご存じですか?
ところが現代では、
* パソコン作業
* スマートフォン
* 車の運転
* 家事
* 集中している仕事
このような場面で、無意識に上下の歯を接触させ続けている方が非常に多くいます。
これをTCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)といいます。
「軽く触れているだけだから問題ない」と思われるかもしれません。
しかし、わずかな接触でも咀嚼筋は緊張し続けます。
その結果、
* 顎の痛み
* 顎の疲労感
* 頭痛
* 首や肩のこり
* 顎関節症の悪化
につながることがあります。
日中のスプリントには「気づく」という役割もある
日中にスプリントを装着すると、
「あ、今また食いしばっていた。」
と、自分の癖に気付くきっかけになります。
つまり、スプリントは単に歯を守る装置ではなく、顎をリラックスさせる位置を身体に学習させるためのトレーニング器具としての役割もあります。
もちろん、すべての患者さんに日中使用が必要というわけではありません。
症状や生活環境に応じて、使用時間を調整することが大切です。
顎関節症の改善には「昼間」が重要
夜間の食いしばりは自分ではコントロールできません。
一方で、日中のTCHは意識することで改善できる可能性があります。
顎関節症の治療では、スプリントだけに頼るのではなく、
* 正しい下顎安静位を意識する
* 歯と歯を離す習慣をつける
* 食いしばりに気付く機会を増やす
こうした日常の積み重ねが、症状の改善につながります。
「気付いたら歯を離す。」
この小さな習慣が、顎にとっては大きな休息になるのです。
オヤアゴ院長ブログ
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監修歯科医師
医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
- 〔院長略歴〕
- 鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
- 〔所属学会・所属団体〕
- 歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会

