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顎関節症だと思ったら…?レントゲンで疑われた「滑膜軟骨腫症」とは

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
・ 親知らずの抜歯
・顎関節症の治療
・アスリートのための歯科治療

今回ご紹介する患者さんは、
「右側の顎がジャリジャリする」
「口を開けると痛い」
「顎関節症だと思って受診しました」
という症状で来院されました。
顎関節症では、「カクッ」というクリック音や「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」といった関節音が聞かれることは珍しくありません。そのため、最初は一般的な顎関節症を疑いました。
診察では開口時に関節音を認め、関節円板の動きの異常(関節円板障害)も考えられました。しかし、顎の動きを修正しても音の出方が変わらず、少し違和感がありました。
そこで改めてレントゲンを詳しく確認したところ、顎関節内に複数の遊離体(小さな軟骨や石灰化した塊)を疑う所見を認めました。

滑膜軟骨腫症とは?

滑膜軟骨腫症とは、関節を包む滑膜という組織から軟骨の小さな粒ができ、それが関節内に遊離してしまう病気です。
その軟骨片は時間とともに大きくなったり、石灰化したりすることがあり、
* ジャリジャリする
* ゴリゴリする
* 開口時の痛み
* 顎が動かしにくい
* 開口障害
などの症状を引き起こします。
比較的まれな疾患ですが、顎関節症と似た症状で受診されることが多いため、鑑別が非常に重要です。

顎関節症ではないこともある

顎関節症の多くは保存療法で改善が期待できます。
しかし、滑膜軟骨腫症では遊離体そのものが原因となっているため、自然に消失することは期待しにくく、症状や画像所見によっては手術で摘出が検討されます。
そのため、「顎関節症だから様子を見ましょう」と判断してしまうと、診断が遅れてしまう可能性があります。

今回の対応

今回の患者さんは、滑膜軟骨腫症が疑われたため、MRIを含めた精密検査をご案内しました。
MRIでは関節円板の状態だけでなく、遊離体や関節内の炎症も詳しく評価することができます。必要に応じて口腔外科での手術も視野に入れながら、今後の治療方針を決定していきます。

「顎関節症」と決めつけないことが大切

顎関節の痛みや音があるからといって、すべてが顎関節症とは限りません。
今回のように、まれではありますが滑膜軟骨腫症など別の疾患が隠れていることがあります。
当院では、症状だけではなく、レントゲンやCTなどの画像診断を組み合わせながら原因を見極め、一人ひとりに適した治療をご提案しています。
「顎が痛い」「音が気になる」「ジャリジャリする」「口が開けにくい」といった症状でお困りの方は、お気軽にご相談ください。



オヤアゴ院長ブログ
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会