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意外と多い?親知らずにできる「含歯性嚢胞」とは

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

親知らずの抜歯相談で、一定数認められるのが「嚢胞(のうほう)の疑い」です。
「親知らずの周りに黒い影があります。」
「嚢胞かもしれません。」
歯科医院でこのように言われ、不安になって当院へ紹介される患者さんも少なくありません。
今回は、親知らずに最も多くみられる含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)について解説します。

含歯性嚢胞とは?

含歯性嚢胞とは、埋まったまま生えてこない歯(埋伏歯)の歯冠を包む袋状の組織から発生する嚢胞です。
最も多い原因歯は下顎の埋伏智歯(親知らず)ですが、上顎犬歯などでも認められることがあります。
嚢胞の中には液体が貯留し、徐々に大きくなっていく特徴があります。

なぜできるのでしょうか?

親知らずの歯冠を覆う「歯小嚢」という組織に液体が溜まり、内部の圧力が高くなることで嚢胞が形成されると考えられています。
20〜40歳代に比較的多くみられますが、年齢を問わず発生する可能性があります。

症状はある?

実はほとんどの場合、自覚症状はありません。
そのため、
* 親知らずの抜歯前検査
* 健康診断
* 歯科医院で撮影したレントゲン
などで偶然発見されるケースが大半です。
嚢胞が大きくなると、
* 顎の腫れ
* 痛み
* 感染
* 周囲の歯への影響
などが現れることがあります。

レントゲンではどのように見える?

今回ご紹介する3症例では、いずれも埋伏した親知らずの歯冠を取り囲むような黒い透過像が認められました。
このような所見がある場合、含歯性嚢胞が疑われます。
もちろん最終診断は摘出後の病理検査で確定します。

放置するとどうなる?

小さいうちは症状がなくても、放置すると
* 嚢胞が徐々に大きくなる
* 顎の骨が薄くなる
* 隣の歯の歯根吸収
* 感染による腫脹や疼痛
* まれに病的骨折のリスク
などが生じることがあります。
さらに、ごく稀ではありますが、他の嚢胞性病変や腫瘍との鑑別が必要なケースもあります。
「痛くないから様子を見る」という判断は注意が必要です。

当院での治療

当院では、
* 埋伏智歯の抜歯
* 嚢胞摘出術
を同時に行っています。
摘出した組織は必ず病理組織検査へ提出し、本当に含歯性嚢胞なのか、それとも他の病変ではないかを確認しています。
画像だけでは100%診断できないため、病理検査は非常に重要な検査です。

まとめ

親知らずの周囲に認める黒い影は、含歯性嚢胞であることが少なくありません。
症状がないまま進行することが多いため、レントゲンやCTで偶然発見されるケースがほとんどです。
当院では親知らずの抜歯だけでなく、嚢胞摘出から病理組織検査まで一貫して対応しております。
「親知らずの周りに黒い影があると言われた」
「嚢胞かもしれないと言われた」
そのような方は、お気軽にご相談ください。



オヤアゴ院長ブログ
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会