親知らずを抜歯した後に歯がしみる?
こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療
親知らずの抜歯後、
「抜いた場所は落ち着いてきたのに、その手前の歯がしみる」
「冷たいものや甘いものが沁みる」
「歯ブラシが当たると痛い」
そのような症状を訴える患者さんは少なくありません。
特に下の親知らずで多い症状です。
「虫歯になったのでは?」
「神経がおかしくなった?」
と不安になる方もいらっしゃいますが、実はこれは抜歯後によくみられる一時的な反応であることが多いです。
親知らずは、手前の第二大臼歯(7番)に密接していることがよくあります。

特に横向きや斜めに埋まっている親知らずでは、長期間その部分に圧迫がかかっている状態です。
そのため抜歯をすると、今まで親知らずに覆われていた第二大臼歯の歯根面(根っこの表面)が一時的に露出します。
この「歯根面」という部分は、通常の歯の表面(エナメル質)より刺激に弱い構造をしています。
エナメル質は人体で最も硬い組織ですが、歯根面を覆うセメント質は非常に薄く繊細です。
その下には「象牙細管」と呼ばれる細かな管が無数に存在しており、冷水や甘味、歯ブラシの刺激が神経へ伝わりやすくなっています。
そのため、
・冷たい水でしみる
・甘いものでしみる
・歯磨きでキーンとする
・風が当たると違和感がある
といった症状が起こります。
これは親知らずを抜いたことで「悪くなった」というより、
今まで隠れていた部分が表に出てきたことで生じる“治癒過程の一部”とも言えます。
そして多くの場合は、抜歯窩(抜いた穴)が治癒していく過程で歯肉が徐々に引き締まり、露出部が覆われていくことで自然に軽減していきます。
ただし、この治癒には意外と時間がかかります。
「1〜2週間で治ると思っていた」という方も多いですが、実際には2〜3ヶ月、場合によってはそれ以上かけて徐々に落ち着いていくケースもあります。
特に、
・30代以降
・埋伏が深いケース
・骨削除量が多かったケース
・もともと歯ぐきが薄い方
では、症状が長引く傾向があります。
また、親知らずと接していた部分には初期虫歯や歯周病変が隠れていることもあります。
そのため、「単なる知覚過敏なのか」「虫歯が関与しているのか」を歯科医院で確認することも重要です。
症状が強い場合は、
・知覚過敏抑制剤(シミ止め)の塗布
・コーティング材の使用
・知覚過敏用歯磨剤の使用指導
などで症状を軽減できることがあります。
「抜歯したところではなく、隣の歯がしみる」
これは親知らず抜歯後では比較的よくある反応です。
慌てず経過を見ることも大切ですが、
痛みが強い場合や長引く場合は、我慢せず一度ご相談ください。
親知らずの抜歯は“抜いて終わり”ではなく、その後の治癒まで含めて治療です。
当院では抜歯後の経過フォローも含め、しっかり対応しております。
オヤアゴ院長ブログ
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監修歯科医師
医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
- 〔院長略歴〕
- 鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
- 〔所属学会・所属団体〕
- 歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会

