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左下親知らずの腫れを繰り返す方へ|抜歯で再発予防を
2025年11月6日
こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

今回来院された患者様は、左上下の親知らずの抜歯希望でいらっしゃいました。
特に左下の親知らずは、これまで何度か腫れを繰り返していたとのこと。
以前にかかった歯科医院では、
「歯根が太く、下歯槽神経に近接しているため抜歯は難しい」と説明を受け、経過観察となっていたそうです。
診断と抜歯の必要性
診査の結果、左下の親知らずは完全埋伏歯でありながら、
歯肉のポケットから探ると歯冠の一部が触れる状態でした。
このようなケースでは、歯冠と歯肉の隙間から細菌が侵入し炎症を繰り返すことが多く、
また第二大臼歯の清掃不良や虫歯リスクにもつながるため、抜歯が推奨される状態です。
レントゲンでの位置関係
パノラマレントゲンでは、
左下の親知らずは2根性で埋伏し、
歯冠が第二大臼歯にやや被っている位置にありました。
このような位置関係は、一見「重なっているように見えても実際には手前」にあるため、
歯根分割を行えば比較的抜歯しやすいタイプです。
手術の流れと経過
局所麻酔下にて、
一部歯肉を切開し歯冠を露出・確認後に分割して抜歯を行いました。
歯根は太く、2根に分かれていたため慎重に分割し撤去。
術後の腫脹・疼痛は軽度で経過良好です。
抜歯後の洗浄と創部保護を行い、現在は炎症も落ち着いています。
まとめ
今回のように、症状が繰り返す親知らずは、
「まだ埋まっているから」と放置してしまうと、
周囲の歯や骨に悪影響を及ぼすことがあります。
オヤアゴクリニックでは、CTによる神経位置の精査や難症例への対応も行っております。
親知らずでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
オヤアゴ院長ブログ
→https://ameblo.jp/kojima-dental
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監修歯科医師
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医療法人社団GRIT 理事長
〔院長略歴〕
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会 
