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手前の歯を守るために。右下の親知らず抜歯症例

2025年10月30日

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

今回ご紹介するのは、右下の水平半萌出した親知らずの症例です。
レントゲンで確認すると、親知らずが手前の第二大臼歯に強く接触しており、
その影響で手前の歯に大きな虫歯ができてしまっていました。

治療方針と判断
本来であれば、もう少し早い段階で親知らずを抜歯していれば、手前の歯へのダメージを最小限に抑えられた可能性が高いケースです。
抜歯自体はスムーズに進み、2分で完了。
第二大臼歯のダメージが大きかったため、
当初は「親知らずの移植」も検討しましたが、
CTで確認すると水平的な骨吸収が大きく、予後不良が予測されました。
そのため今回は、親知らずのみを抜歯し、
手前の第二大臼歯を保存・治療していく方針としました。

まとめ
親知らずは、「痛くなってから」抜くよりも、
トラブルを起こす前に診断・対処することがとても大切です。特に横向きに生えているタイプは、気づかないうちに手前の歯を蝕んでしまうことが少なくありません。
「まだ痛くないから大丈夫」と思っている方も、
一度レントゲンでチェックしてみることをおすすめします。

オヤアゴ院長ブログ
https://ameblo.jp/kojima-dental
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会