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最小限の切開で抜歯

2025年10月22日

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある
【親知らず・顎関節症クリニック銀座(通称:オヤアゴクリニック)】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

親知らずが骨の中に完全に埋まっている「完全埋伏智歯」の場合、
通常は歯肉の切開と一部骨の削合(トリミング)を行ったうえで抜歯をします。
まずは歯の正確な位置と角度を把握することが重要です。
広く切開すれば視野は確保しやすいものの、
その分侵襲性(身体への負担)が高まり、腫れや痛みが強く出る原因にもなります。
一方で、切開を最小限にすれば体への負担は軽くなりますが、
視野が狭くなる分、高い技術と精密な手技が求められます。
また、服薬歴や全身状態によっては「できるだけ侵襲を減らすこと」が絶対条件となるケースもあります。

今回の症例
今回のケースでは、過去の服薬歴から組織への刺激を極力抑えたいという理由で、
切開範囲を最小限にとどめた抜歯を行いました。
切開は歯の直上のみ、骨の削合は行わずにアプローチ。
視野の確保が難しい上顎の埋伏智歯であったため、
ミラーによる間接視野下で慎重に操作を進めました。
小さな切開口から歯を少しずつ回転・脱臼させるように抜歯し、
最終的に最小限の侵襲で完了することができました。

小さな切開、大きな配慮
「切開を小さくすればすべてが安全になる」というわけではありません。
小さくすることで視野が限られ、基本的に難易度が上がります。
しかし、必要最小限で最大限の安全をという考えのもと、
患者さん一人ひとりの全身状態や希望に合わせて術式を選択しています。
抜歯後の腫れや痛み、回復スピードには個人差がありますが、
できる限り負担の少ない治療を行うために、
当院では術前のCT診断やリスク説明を丁寧に行っています。

お気軽にご相談ください。
あなたにとって最も負担の少ない、確実で安心な治療方法を一緒に考えます。

オヤアゴ院長ブログ
https://ameblo.jp/kojima-dental
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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会)
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会