抜歯後の腫れと痛み ― 正常と異常の見分け方
こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある【親知らず・顎関節症クリニック銀座】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
・親知らずの抜歯
・顎関節症の治療
・アスリートのための歯科治療
親知らずの抜歯は、外科的な処置である以上、術後に腫れや痛みが起きるのは自然な反応です。
しかし、「どこまでが正常で、どこからが異常なのか?」を見極めることは、患者さんにとって大きな不安のポイントでもあります。今回は医学的な視点から、その違いを解説します。

■ 正常な腫れと痛みの経過
* 腫れのピーク:術後24〜72時間
→ この時期に最も強く腫れ、4〜7日かけて徐々に軽快していきます。
* 痛みのピーク:術後当日〜翌日
→ 処方された鎮痛薬でコントロールできる範囲であり、日ごとに軽快していくのが一般的です。
これは、術後の炎症反応(炎症性サイトカインや血管透過性亢進)が原因であり、生体の自然な治癒過程といえます。
■ 異常が疑われるサイン
以下のような症状が見られる場合は、合併症の可能性があり注意が必要です。
1. 72時間以降も悪化する腫れや強い痛み
→ 感染性炎症の可能性。膿や口臭を伴うこともあります。
2. 38℃以上の発熱を伴う
→ 全身性の感染反応のサイン。抗菌薬の投与や切開排膿が必要になるケースも。
3. 鎮痛薬でコントロールできない持続的な激痛
→ ドライソケットや感染が疑われる。血餅が失われた状態は強い疼痛を生じます。
4. 開口障害や嚥下障害を伴う腫脹
→ 顎間隙への炎症波及の可能性。重篤な感染に移行する危険があり要注意。
(参考:日本口腔外科学会「抜歯後合併症に関するガイドライン」)
■ 患者さんにできるセルフチェック
* 「術後3日目を過ぎて、痛みが強くなっているか?」
* 「顔の腫れが左右差を超えて広がっていないか?」
* 「発熱や膿の排出はないか?」
これらに当てはまる場合は、我慢せず早めに歯科口腔外科を受診してください。
■ オヤアゴクリニックの対応
当院では、術後の痛みや腫れに対して、
* 患者ごとのリスク評価に基づく抗菌薬・鎮痛薬の処方
* 必要に応じた消炎処置や切開排膿
* 術後のきめ細かいフォローアップ体制
を整えております。
「正常な経過」と「異常のサイン」を見極めることは、合併症を未然に防ぐために非常に重要です。安心して抜歯を受けていただけるよう、専門医が最後までサポートいたします。
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監修歯科医師
医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長
小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA
- 〔院長略歴〕
- 鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
- 〔所属学会・所属団体〕
- 歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会

