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下顎埋伏親知らずの抜歯リスクと下歯槽神経麻痺について

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある【親知らず・顎関節症クリニック銀座】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
・親知らずの抜歯
・顎関節症の治療
・アスリートのための歯科治療

「親知らずを抜いたら痺れが残るのでは?」と不安に思われる方は少なくありません。特に下顎の埋伏智歯(水平埋伏親知らず)は、下歯槽神経に近接しているため、抜歯に伴う麻痺のリスクがあります。
今回は、学術的な根拠に基づいて親知らず抜歯後の下歯槽神経麻痺の発生確率や回復の可能性(セドン分類)、そして当院の取り組みをご紹介します。

親知らず抜歯のリスク:下歯槽神経麻痺の発生率
下顎親知らずの抜歯後に起こる下歯槽神経麻痺の発生率は、研究により異なりますが、
0.3〜8%程度と報告されています。
特に以下のケースではリスクが高まります。
* 親知らずの歯根と下歯槽管が重なっている場合
* 水平埋伏や深く埋まった親知らずの場合
* 高齢者や骨が硬い方
多くのケースでは一時的な麻痺であり、数週間〜数ヶ月で改善することが多いです。

セドン分類に基づく神経麻痺の回復可能性
神経損傷の回復見込みは、国際的に用いられるセドン分類(Seddon’s classification)で説明されます。
1. Neurapraxia(伝導障害)
 一時的な麻痺。数日〜数週間で自然回復することが多い。
2. Axonotmesis(軸索損傷)
 軸索は損傷しているが神経の外構造は残っており、数ヶ月で回復する可能性が高い。
3. Neurotmesis(神経断裂)
 神経が完全に切れている状態。自然回復は難しく、専門的治療が必要。
臨床的には多くが①または②に該当し、時間と適切な治療により回復が期待できます。

下歯槽神経麻痺が起きた場合の治療法
万が一、親知らず抜歯後に麻痺が生じた場合には、以下のような治療が行われます。
* ビタミンB12(メコバラミン)内服:神経修復をサポート
* ステロイド投与:炎症を抑制(必要に応じて初期に使用)
* 高圧酸素療法:神経再生を促進
* 定期的な感覚テスト・経過観察
長期に改善がみられない場合には、専門的治療が必要になることもあります。

オヤアゴクリニックの取り組み
当院では、下顎埋伏親知らずの抜歯にあたり、以下の点を徹底しています。
* 歯科用CTによる精密診断
 親知らずの位置と下歯槽管との関係を3Dで評価し、リスクを正確にお伝えします。
* 低侵襲な抜歯手技
 必要最小限の骨削除・分割抜歯で神経への圧迫を回避。
* 神経麻痺が生じた場合の迅速対応
 薬物療法を速やかに開始し、必要に応じて高次医療機関とも連携します。

まとめ:親知らず抜歯はリスクを理解して安心して受けましょう
* 下顎埋伏智歯の抜歯では下歯槽神経麻痺が0.3〜8%程度で起こり得る
* 多くの場合は一時的で回復が期待できる
* CT診断と低侵襲手術でリスクを最小化できる
オヤアゴクリニックでは、安全性を第一に考えた親知らず抜歯を行っています。
「親知らず抜歯のリスクを詳しく知りたい」「神経麻痺が心配」という方は、ぜひご相談ください。



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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。
〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会