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左下親知らずの腫脹 ― 抜歯が必要となるケース

2025年9月5日

こんにちは。東京都中央区銀座5丁目にある【親知らず・顎関節症クリニック銀座】です。
当院は以下の3つに特化した歯科クリニックです。
* 親知らずの抜歯
* 顎関節症の治療
* アスリートのための歯科治療

今回のケース
主訴:左下の歯ぐきの腫れ
患者様は「体調を崩したとき」や「飲み会の翌日」に左下の歯ぐきが定期的に腫れるとのことで来院されました。
これまで親知らずで困ったことはなく、抜歯の経験もないとのことですが、今回はどうにもならない不調が続いていました。

検査所見
レントゲン検査では、左下の親知らずが水平埋伏している状態が確認されました。完全に歯ぐきの下に埋まっていますが、第二大臼歯(奥から2番目の歯)との間にわずかな隙間(透過像)が見られます。
この微妙なスペースに細菌が侵入することで、腫脹や疼痛が繰り返されていると考えられます。
口腔清掃状態自体は良好でしたが、歯ブラシの毛先が届くのはせいぜい2〜3mm程度。今回の親知らず周囲は10mm以上の深さがあり、ブラシでの管理は不可能です。そのため、抵抗力が落ちるタイミングで必然的に腫れが起こることがわかりました。

治療方針と処置
* 左下の親知らず:抜歯を実施
* 右側の上下親知らず:咬み合わせに関与しており、問題なく使用できているため保存
* 左上の親知らず:虫歯や清掃不良はなく、管理可能なため保存
このように、すべての親知らずを抜歯する必要はありません。
しかし、今回のように「自身で管理できない部位」や「隣の歯に悪影響を与えるリスクがある親知らず」は抜歯を選択することが望ましいケースです。

まとめ
親知らずの扱いは「全て抜く」「全て残す」という単純な話ではありません。
患者様ごとの状況や清掃のしやすさ、周囲の歯への影響を考慮して判断することが重要です。
もし「繰り返す腫れ」や「違和感」を感じている方は、放置せずに早めにご相談ください。
親知らずが原因で大切な奥歯を失ってしまう前に、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。



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監修歯科医師

医療法人社団GRIT 理事長
親知らず・顎関節症クリニック銀座 院長

小嶋 隆三Ryuzo KOJIMA

〔院長略歴〕
鶴見大学歯学部卒 総合歯科
医療法人 麗歯会 加藤歯科医院 勤務
医療法人 UG会 多田歯科医院 勤務
医療法人 清明会 静岡リハビリテーション病院 非常勤 勤務
2013年 小嶋デンタルクリニック開設
2023年 医療法人社団GRIT 設立
2023年 コロンビア大学歯学部歯周病学分野所長兼准教授(1987-2015)、台北医科大学教授、学部長(2017-2023)ピーター・ワン先生の講座へ入局
2024年には、グローバルインプラントブランド「DIOインプラント」において、日本一の年間実績(症例数)を達成。
難症例や骨造成を伴うケースにも精通し、確かな診断力と精緻な技術で遠方からの患者も多く、信頼を集めている。

〔所属学会・所属団体〕
歯科医師臨床研修指導医
公益社団法人日本歯科先端技術研究所 インプラント認証医
BPS(精密義歯)クリニカル国際認定医
公益社団法人日本口腔インプラント学会
ISOI(国際口腔インプラント学会) インプラント認定医
日本顎咬合学会
日本スポーツ歯科学会
日本抗加齢医学会
日本歯科医師会